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ピックアップドクター(第4回 柏木充 小児科部長)

[2018年2月15日]

ID:196

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「実は私、マザーテレサと話したことがあるんです」

柏木医師

インドのカルカッタにあるマザーハウス前にて

ピックアップドクターVOL.4

ピックアップドクターとは、当院医師の子ども時代や趣味、意外な一面などを取材してご紹介するコーナーです。第4回目は小児科の柏木先生に登場していただき、学生時代や診療にかける意気込みなどを伺いました。



どんなことを専門に診療されてるんですか?

私は小児科の中でも、神経に関わる分野を専門にしています。神経の分野といっても幅広いですが、主にてんかんや熱性けいれん、脳症、あと発達障害のお子さんの診療をしています。大学院では、脳機能画像をつかって、発達障害の中でも不器用なお子さん(発達性協調運動障害)の器用さに関する研究をしていました。

現在、日本DCD(発達性協調運動障害)学会の理事にも任命されていて、当院でも少しずつやっていこうとしています。


小児科の魅力はどんなところですか?

小児科の魅力は、やはり子供は発達するということですね。発達がしにくくなるまれな病気もありますが、多くのお子さんは成長し発達するんです。日ごろの診察の中で、お子さんの成長を感じられることは、小児科の醍醐味であると思ってます。


診療する上で心がけてることはありますか?

柏木医師写真

当たり前ですが、第一に本人をしっかり診察することです。子どもだからということではなく、一人の人間として接して、対等というか本人の思いを尊重するように接してます。そして小児科なので保護者との関係も密にすることが大事だと考えています。分かりやすい説明をすることもこころがけていて、「そのようなこともあります」と説明するよりも、「ある研究では1-3%程度起こるといわれています」というように具体的な数字で伝えることを心がけています。


先生はどんな子ども時代を過ごされてたんですか?

運動が好きでした。小学生のときはリレーの選手にもなってたくらいで、足は速かったです。中学はバスケ、高校はハンドボールの部活に入ってました。

あと、音楽的なセンスはないですが、バイオリンも5歳から中学3年生くらいまでやっていて、友人の結婚式なんかでも披露したこともあります。


柏木医師

どんな曲が弾けるんですか?

よく弾いたのは、エルガーの『愛の挨拶』です。五嶋みどりさんも弾いていて、割とみんな知ってる曲です。あと『美女と野獣』は前におられた小児科の先生にピアノの伴奏をしていただき、同僚の結婚式で弾きました。


趣味はなにかありますか?

 

バイク

運動することと旅行することでしょうか。

工学部の学生のときはトライアスロンをしてました。過酷な競技を通して自分と向き合ってみたいと思ってやり始めました。第1回の大学選手権がちょうどあり、上位に食い込んだので第2回のシード選手にも選ばれました。現在オリンピックの種目にもなっていますが、その内訳は1.5kmスイム、40kmバイク、10kmランです。トライアスロンの種類でアイアンマンディスタンスといって、3.8kmスイム、180kmバイク、42,195kmランというのもあり、このタイプも1回完走しました。朝6時半にスタートして、食べたり飲んだりしながらやって、12時間15分でゴールしました。850人くらいが出場して、200人ほどリタイアが出た大会でしたが、80位の成績でした。

医学部の学生時代は陸上部に入り、一転して短距離走もしました。医療系のみの学生の大会ですが全日本医歯薬獣医大学対抗陸上選手権大会の100mで優勝したこともあります。

ただ今はもう運動はほとんどしてないです。走ったら次の日には筋肉痛になってしまうくらいです。

旅行はどんなところに行かれたんですか?

旅行は、学生時代はインドやエジプト、トルコ、ロシアなどに行きました。

インドのカルカッタにマザーテレサが作った死を待つ人の家というのがあるんですが、そこに行ったときに、ちょうどミサの始まる時間で参加させていただきました。そのミサにマザーテレサが来られて、そのミサが終わった後に参加者に挨拶しに回って来られて。日本から来ましたと自己紹介すると、ちょうど阪神大震災が起こった年だったので、心を痛めてますと言っていただきました。この体験は深く心に焼き付いています。

今でも専門の分野の学会が定期的に海外であり、旅行気分も味わえています。数年前の学会はブラジルで開催され、地球の裏側でとても遠かったです。ちょうどサッカーのコンフェデ杯をやっていて、ブラジルが決勝進出を決めた夜、若者がすごく騒いでたのを覚えてます。


医師を目指したきっかけは?

医師になろうとは全く思ってなくて、大学も第一志望ではなかったですが工学部に入りました。入学後、これからの自分の人生について改めて考える中、トライアスロンで自分を追い込み限界に挑戦したりしていました。

そんなときに、高校の時の友人が病に倒れて、自分がいる状況とあまりに違う境遇にある友人を見舞うなかで、医師という職業が目に留まりました。自分の人生もこんな風に人々の役に立てるような医師という職業について生きていこうとの思いが強くなり、工学部を卒業したあとに、医学部に入学しなおしました。

 

 最後に病院のアピールポイントがあればお聞かせください。

当院の小児科は二次救急病院で、北河内医療圏の小児科の救急医療を一手に担っており、小児科専門医研修施設、小児神経専門医研修施設、てんかん専門医認定研修施設にもなっています。二次救急病院なので、熱性けいれんなどの受診も多く、時に脳症のお子さんもおられます。その脳症に関しては、効果の可能性があると考えられている体温を管理する装置を導入し、治療にあたっています。

神経の分野だけではなく、それぞれの分野の専門家がおり、幅広い対応ができますので、安心して来ていただきたいですね。

 

次回は歯科口腔外科の浜田先生に登場して頂きます


(市立ひらかた病院 広報委員会)

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