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ピックアップドクター(第6回 穀内康人 皮膚科副部長)

[2018年5月11日]

ID:230

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ピックアップドクター(第6回 穀内康人 皮膚科副部長)

「実は私、料理が得意なんです」

皮膚科の穀内医師の写真です。

穀内康人 皮膚科副部長

ピックアップドクター第6回

ピックアップドクターとは、当院医師の子供時代や趣味、意外な一面などを取材してご紹介するコーナーです。第6回目は皮膚科の穀内先生に登場していただき、診療にかける意気込みや学生時代の思い出などを伺いました。

皮膚科について、皮膚科医としてのやりがいについて教えてください。

皮膚科が他の科と異なる点は、病気の症状が医師はもちろん、患者さん本人も直接目で見ることができるという点です、

診断に苦慮することもありますが、皮膚症状をみることで受診された日に診断を付ける事ができたり、治療を開始した後に患者さん自身が治療効果を実際に目で見て感じ取ることができる特徴があります。皮膚の症状は直接目で見ることができるため、数値や検査結果だけに頼ることなく、患者さんと同じ目線で悩みや治った時の喜びを共有できるのが大きな特徴です。皮膚は「目に見える臓器」というユニークな特徴を持っています。その分誰の目にも臨床経過が一目瞭然であるという点で非常にシビアな世界であり、当然ながらごまかしのきかない世界です。つまり皮膚科医には、確かな観察眼、鋭い洞察力、そして正しい判断力が求められます。そういった点でもやりがいが感じられる科であり、症状が良くなった際にも患者さんに喜んでもらえたときが、ありきたりではありますが私自身も喜び、やりがいを感じられます。

どんなことを専門に診療されているのですか。

大学時代は悪性黒色腫の化学療法について研究を行い学位を取りましたが、その後の診療では一般皮膚科の中でも尋常性乾癬に興味を持ち、2018年2月から市立ひらかた病院でも週一回の乾癬外来を開設しています。尋常性乾癬とは中高年に多く、皮膚表面に鱗のような皮疹が出る慢性皮膚炎です。人によってはリウマチのような関節症状(関節性乾癬)も発症し、放っておくと関節が変形してしまいます。また、乾癬患者さんは生活習慣病、メタボリックシンドロームや狭心症などの発症率が上がると言われています。皮膚だけの病気と捉えてらっしゃる患者さんも多いので、しっかり治療した方が良いといわれています。当院でも2017年秋に日本皮膚科学会生物学的製剤使用認定施設となり、従来と比較して重症の尋常性乾癬や関節性乾癬などの治療も行えるようになってきました。

穀内医師の写真です。

診療する上で心掛けていることはありますか。

基本的なことですが、患者さんにわかりやすく説明するよう心掛けています。

皮膚科にも様々な病気があり、アレルギー疾患、自己免疫性疾患、自己炎症性疾患、遺伝子疾患など多種多様です。治療としてはやはり外用剤が治療の中心になることが多いのですが、患者さんにとって外用は煩雑であり処方しても外用してもらえないことも多々あります。また間違えた外用法を行うことで副作用が起きてしまうこともあります。そこで病気の原因や外用の必要性、外用方法についてパンフレットなどを用いて丁寧に説明することで副作用の生じるリスクを最小限におさえ、治療効果を最大限に得られるように心掛けています。

医師を目指されたきっかけは。

両親共に医師で、もともと父が内科で開業していたのと、母が皮膚科で開業していました。私自身小さい頃は体が弱く、喘息があったり、はしかや髄膜炎で入院したり、医療機関にお世話になることが多かったのです。両親の働いている姿を見たり、自分の体が弱いということもあったので、医療関係の仕事に就けたら良いなと、幼稚園児の頃から思っていました。

先生はどんな子供時代を過ごされていたのですか。

走るのは結構早いほうだったです。小学生の時は淡路島に住んでいたのですが、淡路島内の全小学校による陸上大会に出場し、リレー競走で2位になりました。それが思い出ですね。

小学生のときは野球とサッカーを、中学・高校生のときはサッカーをやっていました。

どのような趣味をお持ちでしょうか。

ありきたりですがジョギングや、サイクリングですね。ジョギングは週一回くらいで、ハーフマラソン大会に出場したこともあります。全然自慢できるタイムではないですけど。サイクリングも休みの日に大阪市北区にある自宅から淀川の河川敷沿いを通って枚方の方まで往復したりします。兵庫県赤穂市で開催される赤穂トライアスロン大会にも参加したりしています。小児科の柏木先生みたいに本格的なものではなく(ピックアップドクター 第4回参照)、軽い感じで参加しています。サッカー観戦や相撲観戦も好きで、大相撲大阪場所は毎年観に行きます。横綱稀勢の里や大阪府出身力士にはぜひ頑張ってほしいですね。

穀内医師がトライアスロンに参加した時の写真です。自転車の前で飲み物を飲もうとしています。

トライアスロン参加時

「実は私、料理が得意」ということですが得意料理は。

難しい料理はできませんが、妻が好きな魚介類を使った料理が得意です。餃子を作ってホームパーティーをしたりするのも好きです。他科の医師とも仲良くさせてもらっていて、ホームパーティーに招待したりもしています。

穀内医師が自宅のキッチンで料理をしている写真です。

自宅での料理風景

皮膚科医として皮膚のケアについて教えてください。

多くの男性の方も同じだと思いますが、私自身学生時代などの若いころは特に保湿や紫外線予防などの皮膚ケアは全くしていませんでした。30歳代になったころから入浴後の保湿、日光に暴露される際はサンスクリーン剤を使用するようになりました。特にお子さんに関しては近年、乳幼児早期からのスキンケア介入が、アレルゲンの経皮膚感作を予防し、アレルギーマーチ(注1)を抑制することが期待されていることからこまめなスキンケアは重要だと思います。

注1)アレルギーマーチ

小児アレルギーにおいて、加齢とともにアレルギーの原因抗原と症状が次々と変化していく現象。乳幼児期の食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎から始まるケースが多く、喘息やアレルギー性鼻炎、花粉症などへ次々と移り変わっていく。(三省堂 スーパー大辞林より)

最後に市立ひらかた病院皮膚科の今後の展望についてお聞かせください。

冒頭でもご紹介しましたが、2018年2月から週一回、毎週火曜日の午後からの乾癬外来を開設しました。尋常性乾癬は2010年に日本でも生物学的製剤(注2)の使用が許可され、それ以降も新たな治療薬が次々と開発されています。当院でも2017年秋に日本皮膚科学会生物学的製剤使用認定施設となり、従来と比較して重症の尋常性乾癬や関節性乾癬などの治療も行えるようになってきました。この治療薬を用いて治療するための体制が整いましたので、今後は乾癬の治療にも力を入れて診療していきます。

注2)生物学的製剤

生物、または生物より採取された物質からつくられる製剤の総称。ワクチン・抗血清類・血液製剤など。乾癬治療薬はアダリムマブ、インフリキシマブ、ウステキヌマブがこれに該当する。(三省堂 スーパー大辞林、公益社団法人日本皮膚科学会ホームページより)

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