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ピックアップドクター(第7回 鈴鹿真理 消化器内科医長)

[2019年2月8日]

ID:330

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ピックアップドクター(第7回 鈴鹿真理 消化器内科医長)

「医師を目指した動機は、父の姿と母の教えでした」

皮膚科の穀内医師の写真です。

鈴鹿真理 消化器内科医長

ピックアップドクター第7回

ピックアップドクターとは、当院医師の子供時代や趣味、意外な一面などを取材してご紹介するコーナーです。第7回目は消化器内科の鈴鹿先生に登場していただき、診療にかける思いや医師を志した動機などを伺いました。

消化器内科の魅力

消化器内科の魅力は、患者さんとさまざまな関わり方ができる点です。

初めに、消化器内科は、食道から大腸にいたるまでの消化管と、肝臓・胆のう・すい臓を診る診療科です。診療の対象となる器官が多いので、さまざまな患者さんを診る機会があります。

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例えば、がんのように患者さんとのお付き合いが長くなる病気があります。そのような患者さんと過ごす時間の中には、辛いときももちろんあり、一緒に涙を流すこともあります。その反面、一緒に喜びを分かち合える時もあります。一緒に笑って、一緒に泣いて、患者さんの人生に深く関与できることが消化器内科の魅力の一つだと思います。
その一方で、胃潰瘍や血便のように急性の経過をたどる病気もあります。穏やかな時間の中での診療が必要な方や、迅速な対応が必要な方などがいて、処置の幅が広いことも消化器内科の魅力だと思います。

診療するうえで心掛けていること

患者さんの話にしっかりと耳を傾けつつも、それだけに流されず、客観的な判断をするように心がけています。

鈴鹿医師の写真です。

多くの患者さんはお腹の辺りが痛いと、胃が痛いと言います。しかし、お腹の辺りには胃だけではなく、胆のうやすい臓もあります。盲腸でもお腹辺りが痛くなります。患者さんの訴えをしっかりと聴きつつも、患者さんの訴えに流されずに、画像検査や血液検査など、客観的な事実に基づいて冷静に判断することが大切だと考えています。
その一方で、話しやすい空気を作り、患者さんが話したいこと、聞きたいことすべて伝えてもらうようにしています。診察の終わりには必ず「聞きたいことはないですか?」と尋ねます。せっかく病院に来たのだから、できるだけ不安がない状態で帰っていただきたいですからね。

子どものころ

子どものころは「本の虫」でした。本が大好きで、小学生の時は図書室でずっと本を読んでいました。当時は、江戸川乱歩さんの本が好きでした。図書室にあった江戸川乱歩さんの作品を読破しました。他には、宮部みゆきさん、灰谷健次郎さんの作品も好きでした。実は、灰谷健次郎さんの作品を読んでいたときは、小児科医になりたいと思っていました。塾に通っていたのですが、塾の行き帰りに本を読んでいる時間がとても幸せでした。本を読みたいがために塾に通っていたようなものです。

医師を志したタイミング

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記憶にはありませんが、小学生のときに母に将来の夢を聞かれて、医師だと言っていたみたいです。実は、父親も医者なんです。その父の姿を見て、漠然と医者になりたいなと思っていたんだと思います。

医師になりたいとはっきりと自覚したのは、大学受験のときですね。いろいろな可能性を考えましたが、最終的に医師になりたいという気持ちが一番強いと気づきました。医学部に進学すると決めてからはとても大変でした。母には「今が人生で一番頑張るときやから、頑張りなさい」と励まされました。

こうして医師になれたのは両親のおかげだと思います。学をつけてくれたと言いますか、、、母には幼いころから「人の役に立つ仕事をしなさい」と言われていました。運動が苦手で、精神的にもそんなに強くないと母は思っていたみたいで、私に人よりも少しだけ多く勉強をさせてくれました。

あるとき母が私に「あなたが持っている頭脳を世の中の役に立てなさい。人に還元しなさい。」と言いました。学校の先生になろうと考えた考えた時期もありましたし、子供が好きだったので保母さんになろうと考えたときもありました。しかし、医者である父の姿を見ていたこともあり、医師として世の中の役に立ちたいと思いました。

消化器内科医になった理由

一番の理由は研修医の時の経験です。研修医の時に、がんの患者さんを診させていただく機会がありました。研修医なので技術もほとんどありませんでした。その時に、先輩の医師に「研修医は技術がない分、足でかせぐんだ」と言われ、患者さんのもとへ足しげく通っていました。それこそ、朝・昼・夕方・夜と足を運んでいました。通う回数に比例して、話してくれる時間も増えました。研修医だったので、その患者さんに対して何もできなかったんですが、最後にはすごく感謝していただきました。その経験から、そういった患者さんとの関わり方も良いなと思うようになりました。

趣味・好きなこと

少し前まで、ペン習字に熱中していました。すごくいい先生と出会えて、楽しくてずっと通っていました。同年代くらいの先生なんですが、すごく可愛らしい先生でした。残念ながら、二人目を妊娠した時に中断して今も再開できていません。

あとは、子どもたちが寝静まってからの料理している時間と、お掃除している時間がすごく好きです。無心でやってます。翌日のご飯の仕込みをしたり、週末に時間があるときは、一週間分をまとめて作ることもあります。ストックが切れたり、買い物に行ってたくさん食材を買ったときには「よし作るぞ!」と思いますね。

医師と母親の両立

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母親になったから、大変になったとは思っていません。育児休暇中に、専業主婦が一番大変な仕事だと思いました。専業主婦は、すべての責任が自分にかかってくる。子どもに対しても、周囲に対しても言い訳ができない。そのプレッシャーの中で、子どもとずっと付き合っていくことはすごくしんどかったです。特に、一人目を育てるときはすごくプレッシャーがありました。この子は正常に育っているのだろうか、ハイハイはこの時期でいいのだろうか、まだ歯が生えてこないが大丈夫なのか、など不安で押しつぶされそうでした。

働くために、子どもを保育園に預けると、子どもの成長を客観的に見てくれる存在がいて、精神的に少し楽になりました。仕事に行くと気持ちの切り替えができるので、専業主婦としているよりも、働きながら子育てをするほうが私には合っているなと感じました。常に子どもの面倒を見れるわけではないので、子どもに対して申し訳ないなと落ち込んでしまうこともあります。ただ、子どもは母親の姿をよく見ているので、落ち込んだ気持ちでいると、子どもに伝わってしまうんです。落ち込んだ姿を見せるより、仕事を楽しんでいる姿を子どもに見せたいと思っています。楽しんでいる姿をみると、きっと、子どもたちも仕事をしている母親を応援してくれるのかな、と思って。そういう姿を子どもたちに見せたいので、自分がそうあるために仕事をさせていただいています。

あと、周囲の方々のサポートにはすごく感謝しています。オンコールや当直もできず、みんなと同じように働けないことにもどかしさを感じることは多々あります。そんな状況でも、消化器内科のメンバーをはじめ、病院の職員全員が私をチームの一員として認めてくださっているので、とても感謝しています。

これからの意気込み

病気を早期発見するために、胃カメラ・大腸カメラなどの検査を受けたことがない人には、受けてもらえるようにしたいです。ずっと病院に通っていたのに、病気を発見できなかったという事態になると、患者さん自身が一番つらい思いをするはずです。そういうことにならないように、病院に通っている方には、科が違えど、検査を受けていただけるように啓発していきたいと思います。

内視鏡検査に恐怖心を持っておられる方もいますが、その不安を取り除き、安心して検査を受けていただけるようにしていきたいです!

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