わかりやすい施設配置やサインの設置、バリアフリーで使いやすい空間や設備など、ユニバーサルデザインに配慮するとともに、自然な光や風を積極的に取り入れ、また、暖かい内装によって、心やすらぐアメニティ豊かな空間を提供します。
太陽光発電設備の設置と、自然エネルギーの有効活用やエネルギー効率の高い設備の採用で、地球環境の保全に配慮します。
近年、地球温暖化をはじめ地球規模での環境問題が深刻化し、地域においてもグローバルな視点での対策が求められています。こうしたなか、本院では、地球温暖化防止のため、率先して環境に配慮した行動に取り組んでいます。この取り組みの一つとして、良好な日照条件を持つ地域の特性を活かし、太陽の光エネルギーを利用した発電システムを一般社団法人新エネルギー導入促進協議会の補助により本院屋上に設置し、今年度より発電を行います。発電した電力は、院内の電力の一部として利用していきます。
太陽光発電は、太陽の光エネルギーを電力に変換するもので、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスを発生させる石油や石炭などの化石燃料を使用しない環境にやさしい発電方法です。
太陽電池は、性質の違う2つの半導体(シリコン等)を重ね合わせたもので、光があたると一方にマイナスの電子、もう一方にプラスの正孔ができ、電池内に電位差が生じます。これを電灯などにつなぐと直流の電流が流れる仕組みです。発生する電力は光の強さや太陽電池の種類にもよりますが、光エネルギーの10~15%を電力に変換することができます。
新病院の開院にあわせ導入した、最新で高機能の医療機器により、より精度の高い診断を実施します。
320列CTの導入により、検査時間が大幅に短縮され、心臓領域での高詳細な検査を低被ばくで行うことが可能です。
SPECT装置を導入し、体内に投与した放射性医療品が体内組織に集まる様子を画像化し、疾病の診断、病期や予後の確認、治療効果の判定などに有用となります。
3テスラMRIの導入により、高い分解能と薄いスライス層の選択が可能となり、より詳しい画像が検出できます。
放射線量を自在にコントロールすることで正常組織の損傷を抑え腫瘍に集中照射が可能となり従来に比べて副作用が少ない放射線治療が可能です。
7部屋ある手術室のうち2部屋を内視鏡外科手術に使用
がんを抱えた患者様やご家族にとって、痛みなどの症状の緩和、精神的なケア、質の高い療養生活の実現は極めて大切なことです。
緩和ケアでは様々な職種のスタッフが連携をとりながら、いろいろな場面で幅広い対応をしていきます。
本院では、緩和医療を提供しているがんの患者様やご家族に、その人らしさを大切にした環境で過ごしていただくため、緩和ケア病棟を設置しています。
7F 緩和ケア病棟ホール
本院は北河内地区の小児科2次救急の拠点病院として、24時間365日の救急搬送の受け入れを行っています。
また、当院に隣接する北河内夜間救急センターで1次救急を受け入れており、入院が必要と判断された場合は当院に引き継ぐ体制を整えています。3次救急の場合は、集中治療が行える医療機関へ速やかに搬送するなど、どのような症状でも枚方市内で適切な診療・治療が受けられる環境を提供しています。
小児科学会の研修施設として認定を受けており、小児科の一般診療に加え、救急における初期診療のほか、小児特有の慢性疾患等についても質の高い診療・治療を提供できるよう努めています。
急性期に対応する2次救急指定医療機関として、24時間365日の救急診療を受け入れることで、地域の安心・安全を支えるライフラインとしての役割を担っています。
救急科が初期診療を行ったあとは、必要に応じ専門科に引継ぎ、切れ目なく診療が継続されるよう努めています。
本院は大阪府に第2種感染症医療機関として指定されており、地域の感染症医療に中心的な役割を果たしていく必要があります。
そのため、以下の設備を備えています。
本院は「災害医療センター」と位置づけられており、災害時において患者の皆さんの生命と安全をお守りすることはもちろん、枚方市の医療救急活動の拠点として、迅速かつ適切な医療救急活動を担っています。
そのため、以下の設備を備えてるとともに、職員においては災害医療訓練の実施など、いざと言うときに迅速かつ適切に行動できるよう、取り組んでいます。
免震構造とはアイソレータと呼ばれる積層ゴムによって建物を浮かせ、ダンパーで地震の衝撃を吸収する為、耐震構造や制震構造に比べ地震の揺れを小さくし、建物全体への損傷を軽減できるようにするものです。
平成30年6月にあった大阪北部地震でも、本院には全く影響がなく、通常どおり診療を行うことができました。
●耐震構造と免震構造の違い