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感染対策部門からのお知らせ

バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の発生について(2019.5.28)

2019年4月10日バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)が入院中の患者さんから検出されましたので、当該病棟の全ての患者の皆さんに検査を行いました。その結果、6名の方にバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)が検出されましたが、VRE感染症を発症された方はおられません。

感染(保菌)者が拡大しないように標準予防策、接触予防策の徹底を行っており、新たな保菌患者さんは認めておりません。

  • 腸球菌は普通の健康な人の腸や口腔、外陰部などにみられる病原性が非常に弱い菌で、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、MRSAなどの治療に有効なバンコマイシンという抗菌薬に耐性を獲得した(効かなくなった)菌です。
  • 普通の健康な人の場合は、腸管内にVREを保菌していても通常、無害、無症状です。
  • 術後や感染防御機能の低下した患者のみなさんには腹膜炎、術創感染症、肺炎、敗血症などの感染症を引き起こす場合があります。
  • VREは接触感染によって広がります。保菌者や医療従事者の手によって広がったり、トイレやドアノブ等の環境を介しても広がります。