令和6年度 市立ひらかた病院 病院情報の公表

病院指標


     病院指標とは・・・
      医療の質(病院の機能や診療の状況など)を具体的な数値で示して客観的に評価できるようにしたものです。
      このページのデータは、DPCのデータを用いて厚生労働省からの全国統一された定義と形式で作成していますので、
      診断群分類別患者数や手術数は当院の全体を示したものではありません。また、該当件数が10件未満のものは
      個人の特定を防ぐため「-」で表示していますのでご了承ください。

      使用しているデータは令和6年6月1日~令和7年5月31日の期間に当院を退院した患者です。
      なお、口腔外科での入院や自費診療の患者などはデータ集計の対象外となっています。
      患者用パスは、2025年10月1日時点で使用しているものです。

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1993 487 260 282 493 659 802 1700 1558 297
当院は、地域の中核となる公立病院として、幅広い年齢層の入院加療を行っています。
70歳以上の高齢者は全体の4割を占めていますが、70歳代と90歳歳代は前年度より約20名ほど減少していました。
小児患者が多いのも特徴で、365日24時間受け入れ、診断、治療を行っています。
特に0~9歳児の患者が多く前年度より93名増加しており、10~19歳では前年度より149名増加していました。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 304 5.44 5.61 0.00% 6.10
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎 231 5.21 6.22 0.43% 1.81
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 223 5.11 6.98 0.90% 2.86
040100xxxxx00x 喘息、気管支喘息発作 170 6.90 6.38 0.59% 3.18
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 、感染性腸炎 147 4.38 5.55 0.68% 3.93
当院小児科では、一次救急である北河内こども夜間救急センターにて入院が必要と診断された患者も多く受け入れています。
肺炎は、約半数がマイコプラズマ肺炎でした。
気管支炎には、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、マイコプラズマなどが含まれており、約3割がRSウイルスの感染によるものでした。
「インフルエンザ、ウイルス性肺炎」では、インフルエンザの患者が多く、4割以上を占めていました。
腸炎では、アデノやロタの他にもノロウイルス腸炎の患者が3割をしめていました。
また、喘息の患者も多く入院していました。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(大腸ポリープ(良性腫瘍を含む。)) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術施行 228 2.02 2.57 0.00% 70.24
060340xx03x00x 総胆管結石、総胆管結石性胆管炎、胆管炎等 胆道ステント留置術、内視鏡的胆道結石除去術等あり 57 9.32 8.88 0.00% 78.21
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎等 50 6.86 7.42 2.00% 45.00
060100xx99xxxx 小腸大腸の良性疾患(大腸ポリープ、良性腫瘍(疑いを含む)) 手術なし 33 2.03 2.95 0.00% 78.45
060102xx99xxxx 結腸憩室炎、結腸憩室出血等 31 7.29 7.60 3.23% 65.29
当院は、大腸ポリープの切除術目的で入院される患者が多く、また切除術後のフォロー目的やポリープが疑われて大腸ファイバーを行ったが異常がなかった患者も入院していました。
また、総胆管結石などで胆道ステント留置術などを行う患者も多いです。
細菌性腸炎にはカンピロバクターやサルモネラ腸炎も含まれています。結腸憩室炎等には主に点滴治療を行いました。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 510 2.45 2.49 0.00% 76.70
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 11 2.55 4.29 0.00% 75.82
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし 2.37
※個人の特定を防ぐため10件未満は平均在院日数(全国)以外「-」で表示しています。
当院は、白内障の手術目的で入院される患者が多いです。
また、手術目的で入院されたけれど、発熱などを認めて手術が中止になった患者もいました。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
07040xxx01xxxx 変形性股関節症等、大腿骨骨頭壊死等  人工関節置換術等あり 72 21.82 18.76 36.11% 60.36
160990xx97x0xx 多部位外傷 、股関節唇損傷等 手術あり 62 16.08 15.39 4.84% 43.48
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 58 20.57 21.38 46.55% 74.57
160800xx02xxxx 股関節・大腿骨の骨折 人工骨頭挿入術等あり 57 26.05 25.29 75.44% 81.25
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎骨折(圧迫骨折含む) 手術なし 32 19.09 19.16 81.25% 84.03
当院では、変形性股関節症の手術を行う患者が多くありました。
股関節唇損傷は10歳代から患者がおり、特に40歳代~50歳代が多く4割以上を占めており、そのため他の症例よりも平均年齢が若いです。
また、変形性膝関節症や大腿骨の骨折で手術を行う患者や、脊椎の圧迫骨折で入院される患者も多く診ています
手術後は継続したリハビリを行うために転院する割合も高くなっています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等あり 113 5.78 5.88 0.00% 45.98
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 腹腔鏡による卵巣切除術等あり 42 6.07 5.97 0.00% 49.69
120220xx01xxxx 子宮内膜ポリープ 等 子宮内膜ポリープ切除術等あり 39 2.62 2.72 0.00% 51.56
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍、子宮頸部異形成  子宮頸部(腟部)切除術等あり 33 2.94 2.92 0.00% 39.73
120260x001xxxx 帝王切開等(分娩時出血量2000ml未満) 帝王切開手術あり 28 8.32 9.34 0.00% 33.39
子宮筋腫や卵巣のう腫、子宮内膜ポリープや子宮頸部異形成の手術を行った患者が多くありました。
また、緊急に帝王切開を行った患者や、過去に帝王切開で出産されたため、再度帝王切開での出産目的で入院される患者も多くありました。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 72 14.89 16.40 5.56% 81.85
040040xx9910xx 肺癌(肺癌疑いも含む) 気管支鏡検査、肺生検等あり 68 2.57 3.03 0.00% 75.10
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 35 21.49 20.78 20.00% 85.40
0400802299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満)A-DROP スコア0 29 7.52 8.13 3.45% 30.97
040040xx99040x 肺癌 化学療法あり 25 4.40 8.16 0.00% 72.60
肺炎は年齢などによりDPCコードが分かれているため、別の集計となっています。
当院では、高齢者の誤嚥性肺炎や肺炎、65歳未満の肺炎患者の入院が多くありました。
また、肺癌の検査目的として気管支鏡や肺生検を行う患者も多くみています。
化学療法は使用する抗がん剤によってDPCコードが分かれていますので、この表には掲載されていませんが、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などの点滴をするために入院する患者もいます。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 鼠径ヘルニア手術(腹腔鏡含む)等 101 4.44 4.54 0.00% 65.73
060035xx0100xx 結腸癌  結腸切除術(腹腔鏡下含む)等あり 39 15.10 14.81 2.56% 74.00
060330xx02xxxx 胆嚢結石等  腹腔鏡下胆のう摘出術等あり 32 5.47 5.99 0.00% 61.50
060335xx0200xx 胆石性胆のう炎等 腹腔鏡下胆のう摘出術あり(胆管ドレナージ等なし) 26 6.88 7.05 0.00% 59.62
060335xx0210xx 胆石性胆のう炎等 腹腔鏡下胆のう摘出術あり(胆管ドレナージ等あり) 23 12.65 18.09 4.35% 64.52
消化器外科では特に「鼠径ヘルニア」の手術を行った患者が多くいました。
他は、「結腸癌」や「胆石性胆のう炎・胆のう結石」で手術を行った患者も多くいました。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) インスリン製剤使用 75 11.71 13.77 1.33% 68.33
110310xx99xxxx 尿路感染症、急性腎盂腎炎 48 12.23 13.66 4.17% 70.38
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 39 20.54 20.78 15.38% 81.74
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 31 12.26 16.40 6.45% 82.19
030400xx99xxxx 前庭機能障害 26 3.46 4.67 0.00% 73.58
内科には糖尿病内科、神経内科が含まれます。
糖尿病の血糖コントロール目的で入院した患者や、尿路系の感染症の患者の入院が多くありました。
また、高齢者の誤嚥性肺炎や肺炎の患者も多く入院していました。
「前庭機能障害」には、良性発作性頭位めまい症や末梢性めまい症が該当します。
なお、脳梗塞などの脳血管疾患は、行った治療などによりDPCが細分化されています。
そのため、多数のDPCコードに患者が振り分けられ、一つのDPCコードに対する患者数が少なくなったため、脳梗塞で入院する患者は一定数いますが、上記の表には掲載されておりません。
耳鼻咽喉・頭頚部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxx0xx 突発性難聴 58 8.02 8.21 0.00% 64.12
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎等 手術なし 45 4.64 5.63 0.00% 40.07
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 39 5.03 5.84 0.00% 47.28
030240xx97xxxx 急性扁桃炎等  口蓋扁桃摘出術等あり 35 7.77 8.27 0.00% 27.29
030390xx99xxxx 顔面神経障害 33 7.88 8.50 0.00% 60.61
当院は、突発性難聴で入院された患者が多くありました。
「扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎等」は主に点滴治療を行った患者が多くありますが、扁桃周囲膿瘍では切開術を、急性扁桃炎を繰り返している方は扁桃の摘出術を行っています。
他には、慢性副鼻腔炎や顔面神経麻痺の患者も多くありました。
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳癌 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの)、乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)等 あり 59 9.42 9.77 1.69% 66.66
090010xx02xxxx 乳癌 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)あり 52 4.81 5.50 0.00% 63.25
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり 17 3.53 3.94 0.00% 48.06
090010xx011xxx 乳癌 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)等 あり、皮弁術・乳房再建術一次的に行うもの等あり 11 14.09 14.76 0.00% 47.55
090010xx99x0xx 乳癌 手術なし 10 25.50 9.75 0.00% 67.40
乳癌の手術は全摘、部分切除および乳房の再建術(形成外科と共診)を行っています。センチネルリンパ節生検を行い転移があれば、わきの下(腋窩)のリンパ節も取り除きます。
他には、乳腺腫瘤などの良性腫瘍の切除目的で入院した患者もいました。
また、乳癌で通院中に体調不良などで入院された患者もいました。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱癌 経尿道的膀胱悪性腫瘍手術あり 39 2.82 6.81 0.00% 77.03
11012xxx02xx0x 尿管結石等  経尿道的尿路結石除去術あり 20 2.50 5.16 0.00% 63.00
110200xx02xxxx 前立腺肥大症  経尿道的前立腺手術あり 20 3.25 7.77 0.00% 74.05
11001xxx01x0xx 腎癌  腎(尿管)悪性腫瘍手術等あり 16 9.06 10.12 0.00% 63.44
110080xx01xxxx 前立腺癌  前立腺悪性腫瘍手術等あり 16 9.63 11.11 0.00% 73.81
膀胱癌や腎癌、前立腺癌での手術目的で入院する患者が多くあり、腎癌や前立腺癌では内視鏡手術支援ロボットを用いたダヴィンチ手術を行った患者が多くありました。
また、尿管結石の手術や前立腺肥大の手術目的で入院する患者も多くありました。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 34 15.00 17.33 14.71% 82.35
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 19 20.00 16.40 21.05% 88.00
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 18 15.72 20.78 11.11% 85.33
050210xx97000x 洞不全症候群、房室ブロック等 ペースメーカ移植術等あり 17 9.06 9.59 5.88% 85.24
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査等あり 16 3.06 3.07 12.50% 68.56
「心不全」の中には、慢性心不全やうっ血性心不全が含まれています。
「洞不全症候群、房室ブロック等 ペースメーカ移植術等あり」には、ペースメーカの電池交換術を施行した患者も含まれています。
令和6年度は循環器内科でも、肺炎や誤嚥性肺炎の治療を多く行っていました。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺癌 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術等あり 51 8.51 9.82 0.00% 72.76
040200xx01x00x 気胸 肺切除術(胸腔鏡を含む)等あり 21 8.38 9.59 4.76% 42.24
040200xx99x00x 気胸  手術なし 12 6.75 9.28 0.00% 50.33
040150xx97x0xx 膿胸 手術あり 28.41
040030xx97xxxx 肺の良性腫瘍  手術あり 8.44
※個人の特定を防ぐため10件未満は平均在院日数(全国)以外「-」で表示しています。
肺癌には転移性肺腫瘍も含まれおり、手術による治療を行った患者が多くありました。
気胸の治療には、安静にして様子をみたり、胸に管をいれ空気を抜く胸腔ドレナージや手術で気胸の原因となっている箇所を切除する方法があります。
他には、心臓や肺の外側のスペース(胸腔)に膿がたまる膿胸の治療や、肺の良性腫瘍の手術を行った患者がいました。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 外傷性慢性硬膜下血腫、頭部外傷等 穿孔洗浄術等の手術あり 35 7.91 9.83 8.57% 76.29
010060xx99x40x 脳梗塞  手術なし ・エダラボン使用あり 34 20.79 16.89 29.41% 72.71
010060xx99x20x 脳梗塞  手術なし リハビリテーションあり 12 17.58 16.94 16.67% 77.67
160100xx99x00x 外傷性急性硬膜下血腫、頭部外傷等 手術なし 11 14.00 7.99 9.09% 82.91
010040x099000x 脳内出血(非外傷性硬膜下血腫以外 JCS10未満  手術や放射線治療等なし) 18.68
※個人の特定を防ぐため10件未満は平均在院日数(全国)以外「-」で表示しています。
転倒や事故などで頭部への外傷を受けた後、約1~2ヶ月後に脳を覆っている硬膜と脳の間に血腫ができる「外傷性慢性硬膜下血腫」が患者が多く、手術もしくは保存的に治療を行いました。
脳梗塞では行った治療や、入院中に肺炎や誤嚥性肺炎、尿路感染症の治療を行った患者とでDPCコードが分かれているため別集計となっています。
他は脳出血で保存的に治療を行った患者も入院していました。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160200xx030xxx 顔面損傷 鼻骨骨折整復固定術等あり 25 3.76 3.31 0.00% 30.20
070010xx970xxx 皮下、骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 14 3.79 4.65 0.00% 51.14
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物等  皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等あり 14 2.29 3.77 0.00% 52.93
080006xx97x0xx 皮膚癌(黒色腫以外) 皮弁作成、分層、全層植皮術等あり 13 8.31 9.28 0.00% 77.85
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 11 2.64 2.74 0.00% 80.09
「顔面損傷」は当院では鼻骨骨折の整復術を行った患者が多くありました。
「皮下、骨軟部の良性腫瘍」は皮下腫瘍や良性の軟部腫瘍などが該当し、皮下腫瘍の摘出術を行っています。
皮膚癌には、有棘細胞癌や基底細胞癌などが含まれます。悪性腫瘍の切除術や、切除後の皮膚欠損を修復する皮弁作成術や植皮術を行う患者が入院しています。
他には、脂肪腫の切除術や、眼瞼下垂の手術目的で入院した患者もありました。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 蜂巣炎(蜂窩織炎)、膿痂疹、膿瘍等 18 9.17 12.98 0.00% 66.61
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 15 7.13 9.33 0.00% 71.00
080190xxxxxxxx 脱毛症 3.29
100100xx99x0xx 皮膚潰瘍(糖尿病による関節障害を含む) 21.46
080090xxxxxxxx 紅斑症 9.93
※個人の特定を防ぐため10件未満は平均在院日数(全国)以外「-」で表示しています。
「蜂巣炎(蜂窩織炎)、膿痂疹等」や「帯状疱疹」での入院が多く、主に抗ウイルス剤または抗生剤等の点滴治療を行います。
皮膚の一部が赤くなり斑点状や地図状に広がった状態の「紅斑症」や、他に脱毛症や皮膚の潰瘍の治療を行った患者もありました。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 37 14 1 8
大腸癌 33 40 14 1 8
乳癌 47 59 1 8
肺癌 60 10 24 69 21 39 1 8
肝癌 14 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。

当院では、5大がん(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)すべての治療実績があります。
今年度は前年度と比べると全件数は増加していますが、胃癌、大腸癌、肝癌の患者数が減少していました。

癌は検診等で早期発見されるケースや、ステージが進行している状態で発見されるケース等様々あります。

なお、上記の表は、治療前のステージで集計しています。
肺癌が疑われて気管支鏡検査目的で入院した患者は、短期間の入院であり確定診断がつく前に退院となり、その時点ではステージの判断ができないため「不明」で集計しています。

上記の表で検査目的で入院して「不明」で集計された患者が、退院後に癌であると確定された場合は、ステージの判断を行い、
治療にあたっては、ステージと患者の状態等を考慮し、手術や化学療法などの中から治療を決定します。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 51 7.59 43.18
中等症 106 11.52 76.57
重症 23 16.61 81.70
超重症
不明
成人市中肺炎について、A-DROPスコアにより重症度分類を行いました。
A-DROPスコアは年齢や脱水等の5つの因子によりスコアを決定するものです。

当院は、2次救急病院であるため、救急搬送患者を多く受け入れています。
その中には、入院加療を行う肺炎の患者も多くおられ、軽症患者から重症患者まで幅広く
診療を行っています。

【A-DROP】※5点満点 1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点となります。

・Age(年齢)・・・男性70歳以上、女性75歳以上
・Dehydration(脱水)・・・BUN21㎎/dL以上または脱水あり
・Respiration・・・SpO2≦90%(PaO260Torr以下)
・Orientation(意識障害)・・・意識障害あり
・Pressure(収縮期血圧)・・・収縮期血圧90mmHg以下

・軽症・・・0点の場合
・中等症・・・1~2点の場合
・重症・・・3点以上 ただし、意識障害(ショック)であれば1点でも重症とする
・超重症・・・4~5点の場合
・不明・・・A-DROPスコアの各因子が1つでも不明な場合
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 73 25.82 73.85 27.78%
その他 17 16.76 78.18 3.33%
脳梗塞を発症日から「3日以内」と、3日目以降を「その他」として集計しました。

脳梗塞は脳の血管が詰まる病気で、起こり方には心臓などから血栓(血のかたまり)が脳まで運ばれる場合(心原性脳梗塞)と、
脳の太い血管が動脈硬化を起こして狭くなる場合(アテローム血栓性脳梗塞)、脳の細い血管が詰まる場合(ラクナ梗塞)があります。
退院時には治療後の継続リハビリのため転院する患者もいます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 519 0.45 1.00 0.00% 76.66
K2822 水晶体再建術 眼内レンズを挿入しない場合
K279 硝子体切除術
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの
K2821イ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 縫着レンズを挿入するもの
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
眼科の手術は、白内障治療である「水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの」が主です。
他には、水晶体核落下などの合併症への手術を行いました。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm未満) 235 0.28 1.22 0.00% 71.00
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 57 1.33 10.67 1.75% 77.75
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm以上) 29 0.21 1.97 0.00% 66.90
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 (早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) 24 0.04 6.96 0.00% 80.83
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 22 1.05 8.14 0.00% 77.27
消化器内科では内視鏡による大腸ポリープ切除術を多く行っています。
他には、総胆管結石性胆管炎や閉塞性黄疸等に対して行う「内視鏡的胆道ステント留置術」や、早期胃癌に対する内視鏡的手術も多く行っており、
総胆管結石の除去などで行う「内視鏡的乳頭切開術」も多く行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 (肩、股、膝) 138 1.11 19.12 40.58% 67.26
K080-6 関節鏡下股関節唇形成術 59 1.03 13.71 3.39% 42.90
K0461 骨折観血的手術 (肩甲骨、上腕、大腿) 56 2.32 17.52 46.43% 72.77
K0462 骨折観血的手術 (前腕、下腿、手舟状骨) 55 2.49 7.58 12.73% 62.93
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 (前腕、下腿) 41 0.90 1.78 0.00% 37.80
整形外科では股関節症・膝関節症などに対しての「人工関節置換術」を多く行っています。
また、「骨折観血的手術」が多く、継続してリハビリを行うために他の病院へ転院するケースもあります。
他には、股関節唇損傷に対して「関節鏡下股関節唇形成術」の手術や、抜釘のための「骨内異物除去術」も多く行っています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 98 1.01 2.48 1.02% 64.82
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 82 1.83 5.11 0.00% 61.49
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 40 4.28 10.28 2.50% 73.93
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 (虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 22 1.18 3.77 0.00% 37.91
K7434 痔核手術(脱肛を含む。) 根治手術 19 1.00 2.47 0.00% 53.47
消化器外科では、侵襲の少ない腹腔鏡下による手術を幅広く行うことを特徴としております。
上記表には掲載されていませんが、結腸以外の悪性腫瘍に対しても多く手術を行っています。
鼠径ヘルニアや胆石、虫垂炎、痔核に対する手術が多くありました。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 82 1.00 4.44 0.00% 47.77
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) (腹腔鏡によるもの) 59 1.05 4.03 0.00% 47.63
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 (電解質溶液利用のもの) 51 0.69 1.24 0.00% 50.37
K867 子宮頸部(腟部)切除術 33 0.94 1.03 0.00% 39.55
K872-32 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 (組織切除回収システム利用によるもの) 32 0.13 0.25 0.00% 42.06
産婦人科では、子宮筋腫や卵巣のう腫、子宮内膜ポリープに対する手術、また、子宮頚部異形成等に対する「子宮頸部(腟部)切除術」も多く行っています。
「K872-31」と「K872-32」はどちらも子宮筋腫や子宮内膜ポリープに行う手術ですが、手術時に使用する物品により術式が異なりますので、Kコード・名称を分けて集計しています。
乳腺・内分泌外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 51 1.31 2.27 0.00% 63.53
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 27 1.26 8.33 3.70% 62.52
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 26 1.46 6.42 0.00% 66.19
K4741 乳腺腫瘍摘出術 長径5cm未満 13 1.00 1.46 0.00% 50.38
K4764 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
乳腺・内分泌外科では、悪性腫瘍の手術を多く扱っています。乳房の切除範囲や腋窩部郭清を行うかによって術式が異なりますので、Kコード・名称を分けて集計しています。
他には、乳腺の良性腫瘍の切除術を行いました。
また、表には掲載されていませんが、形成外科と協力して乳房切除術と同時に行われる一次的乳房再建術も行っています。
耳鼻咽喉・頭頚部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 48 0.96 6.04 0.00% 20.96
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 34 0.97 3.06 0.00% 47.53
K347 鼻中隔矯正術 19 0.89 2.95 0.00% 39.79
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの) 12 1.00 4.50 0.00% 59.17
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
耳鼻咽喉科では、習慣性扁桃炎等で行う「口蓋扁桃手術 摘出」や慢性副鼻腔炎等で行う「内視鏡下鼻・副鼻腔手術」を多く行っています。
他には、鼻中隔弯曲症に対する手術や、甲状腺癌の切除術、滲出性中耳炎に対する「鼓膜チューブ挿入」なども行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 (経尿道的手術) (電解質溶液利用のもの) 38 0.32 1.45 0.00% 77.05
K7811 経尿道的尿路結石除去術 (レーザーによるもの) 23 0.39 2.09 0.00% 63.61
K8411 経尿道的前立腺手術 (電解質溶液利用のもの) 21 0.19 2.05 0.00% 74.38
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 17 1.00 8.12 0.00% 73.47
K773-52 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) その他のもの 12 1.17 12.5 8.33% 67.33
泌尿器科では、膀胱癌に対する手術を多く行っています。
入院当日に手術を行い、一泊二日、二泊三日で退院できるケースが多くあります。
他には、尿管結石の除去術や、前立腺肥大症に対する手術が多く、前立腺癌や腎癌に対して腹腔鏡手術支援ロボットのダヴィンチを使用した手術を行った患者も多くいました。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 (肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 25 1.92 6.12 0.00% 76.68
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 22 4.36 5.05 4.55% 45.55
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 21 1.86 4.95 0.00% 69.19
K496-2 胸腔鏡下醸膿胸膜又は胸膜胼胝切除術
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除
※個人の特定を防ぐため10件未満は平均在院日数(全国)以外「-」で表示しています。
肺癌には転移性肺腫瘍も含まれおり、手術による治療を行った患者が多くありました。
気胸の治療には、安静にして様子をみたり、胸に管をいれ空気を抜く胸腔ドレナージや手術で気胸の原因となっている箇所を切除する方法があります。
他には、心臓や肺の外側のスペース(胸腔)に膿がたまる膿胸の治療や、肺の良性腫瘍の手術を行った患者がいました。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K333 鼻骨骨折整復固定術 26 1.00 1.81 0.00% 29.62
K013-21 全層植皮術 (25c㎡未満) 13 0.46 9.00 0.00% 70.69
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) (長径6cm以上12cm未満)
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 (肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹)
K2173 眼瞼内反症手術 (眼瞼下制筋前転法)
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
形成外科では、鼻骨骨折の整復術、基底細胞癌などの悪性腫瘍切除術後の皮膚欠損部を修復する全層植皮を多く行いました。
他には脂肪腫などの良性腫瘍に対する「皮膚、皮下腫瘍摘出術」や、軟部腫瘍に対する「四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術」や眼瞼内反症に対する手術を行っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 34 1.53 8.06 11.76% 77.18
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) (椎弓形成)
K1642 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) (硬膜下のもの)
K1742 水頭症手術 シャント手術
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 (その他のもの)
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
脳神経外科では「慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」の件数が多くありました。
他には、頚椎症性脊髄症などの手術として「脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術」や、外傷性急性硬膜下血腫に対して「頭蓋内血腫除去術」を行っています。
また、水頭症に対する「シャント手術」や脳腫瘍の摘出手術を行った患者がいました。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術 (経静脈電極の場合) 11 2.64 6.73 9.09% 80.27
K597-2 ペースメーカー交換術
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 (その他のもの)
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm未満)
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
循環器内科は、洞不全症候群や房室ブロックに対しての「ペースメーカー移植術」や「ペースメーカー電池交換術」も行っています。。
狭心症に対する「経皮的冠動脈ステント留置術」や、下肢の閉塞性動脈硬化症に対する「四肢の血管拡張術・血栓除去術」も行いました。
また、入院中にスクリーニング検査の大腸カメラで、大腸ポリープを発見したため、切除術を行った患者もいました。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 11 0.00 5.64 18.18% 0.00
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの
K060-32 化膿性又は結核性関節炎掻爬術 (胸鎖、肘、手、足)
※個人の特定を防ぐため10件未満は「-」で表示しています。
小児科では、分娩後仮死状態で出生した新生児に対する「新生児仮死蘇生術」を多く行いました。
また、腸重積に対する治療の「腸重積整復術」や、化膿性関節炎に対しての手術を行った患者がいました。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 14 0.16%
180010 敗血症 同一
異なる 23 0.27%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 18 0.21%
異なる
※個人の特定を防ぐため10件未満は「ー」で表示しています。

DIC(播種性血管内凝固症候群)等の発生率について、入院契機の傷病名と同一の場合、異なる場合に分けて
症例数と発生率を算出しました。
DICは、感染症、悪性腫瘍、産科的疾患など何らかの基礎疾患があって、血管内のさまざまな場所で血液が固まった
「血栓」ができる病気です。
敗血症は、何らかの原因で細菌が血液の中に混入し全身に回り、身体の抵抗力が負けて重い症状に陥った状態です。
「手術・処置等の合併症」の内訳は、手術・処置後の出血や手術創部などの感染症、予防接種後の発熱などがありました。
手術や処置の後や、病気の治療中などに上記のような病気を合併してしまう場合もありますが、迅速に対応しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
999 944 94.49%
肺血栓塞栓症を発症するリスクレベルが「中」以上の手術を行う場合、予防対策として弾性ストッキングや弾性包帯、フットポンプを使用しています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2209 843 38.16%
血液培養とは、感染症の原因菌が何かを調べるために行います。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
418 377 90.19%
広域スペクトル抗菌薬とは、幅広い種類の細菌に効果のある抗菌薬です。原因菌が判明するまでの間に投与をおこないます。
そして、細菌培養で判明した原因菌に該当する細菌に効果のある抗菌薬に変更していきます。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
75601 152 2.01‰
入院中に発生した転倒や転落です。
入院による環境の変化や、疾患治療、手術の影響によるものなど、発生原因は様々ありますが、転倒や転落を起こさないように努めています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
75601 201 2.66‰
インシデントレベル3b以上とは、手術やギプス、けん引、骨折を招いた必要のなかった神経損傷、身体内部の損傷のための治療が必要となった場合や、
転倒による損傷の結果死亡した場合のことを示しています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1868 1853 99.20%
手術部位の感染の発生を予防するために行われており、手術開始1時間以内に抗菌薬を投与されていることが推奨されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
72768 48 0.07%
褥瘡とは床ずれのことで、栄養不良、全身状態の悪化、長期間の圧迫などにより皮膚が循環障害を起こしたものです。
その中でも、深さが真皮以上に達している患者の割合を示しています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
3902 3678 94.26%
早期に低栄養のリスクを評価して適切な介入をすることで、在院日数の短縮や予後の改善につなげるために行っています。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
75601 2580 3.41%
身体拘束とは、点滴や経管栄養のチューブを抜かないように、ミトン型の手袋や上下肢抑制帯を装着したり、車椅子からのずり落ちを防止するために腰ベルトなどを使用することです。
患者の生命または、身体を保護するために行うことがあります。
更新履歴
2025/9/30
令和6年度病院情報を公開しました。