私たち「市立ひらかた病院」が目指しているのは、『心のかよう医療を行い、信頼される病院』をモットーに、患者の皆様や地域との信頼関係を築き、安心と満足の得られる医療を提供することで、地域に貢献することです。
当院は、患者の皆様の人権を尊重しながら、皆様の気持ちに寄り添い、あたたかく思いやりのある態度で診療を行います。安心して医療を受けていただくために、納得のいく分かりやすい説明を行い、チーム医療による安全管理を徹底していきます。同時に、質の高い医療を受けていただくために、つねに医療技術と倫理観を磨き、高度・先進医療に取り組み、医療ニーズに応じた適切な診療方針を立てます。
また、この地域の中核病院として、地域の他の医療機関や保健・福祉関係者・事業者と連携を深めながら、通院・入院から在宅まで患者の皆様を支援し、公立病院の役割を果たしていきます。
それとともに、医療や健康に関する情報を積極的に発信し、住民の皆様の健康増進にも貢献してまいります。
現在、24の診療科を設けており、あらゆる疾患に常時対応できる体制をとっていますが、中でも当院の大きな柱である救急医療に関しては、2次救急指定医療機関として、「断らない医療」を合言葉に、急性期に対応してまいります。特に小児救急については、北河内医療圏における小児医療の拠点病院としてさらに活躍していきます。
昨今、大規模な災害の発生が懸念される中、災害医療の拠点となる「枚方市災害医療センター」として災害時医療対応を実践していきます。
また、当院は第2種感染症指定医療機関として重症感染症に対する迅速な態勢を備えており、地域の感染症医療に中心的な役割を果たすとともに、本院の柱でもある小児・周産期医療をより充実させ、枚方市の保健・医療政策の実現や具体化に取り組んでまいります。
わが国の死因の首位を占めるがんにつきましては、「大阪府がん診療拠点病院」としてがん診療の充実を図っており、高度で低侵襲の医療技術を提供していきます。
なお、本年度より「消化器センター」を開設し、消化器疾患に幅広く迅速に対応する体制を整えました。こちらも広くご利用いただきたく存じます。
設備に関しては、平成26年9月に新病院を開院し、最新の医療機器・設備と、最良の医療を提供できる環境、快適に過ごせるアメニティを整えることができました。
これからも、全職員が一丸となり、「『市立ひらかた病院』があるから、安心して枚方で暮らせる」を最大の目標として、皆様の健康回復と増進に精一杯に努めてまいりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。