診察料・部門麻酔科

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医師・スタッフの紹介

氏名 役職 専門医等

宮﨑 信一郎
(みやざき しんいちろう)
主任部長 ・日本麻酔科学会認定麻酔科指導医・専門医
・日本ペインクリニック学会認定ペインクリニック専門医
・日本心臓血管麻酔学会心臓血管麻酔専門医
・日本周術期経食道心エコー認定者
・麻酔科標榜医
・日本麻酔科学会評議員
・日本区域麻酔学会評議員
・日本神経麻酔集中治療学会評議員
・緩和ケア研修修了
・医学博士
吉本 嘉世
(よしもと かよ)
部長 ・日本麻酔科学会認定麻酔科指導医・専門医
・日本専門医機構認定専門医
・麻酔科標榜医
・産業医
・ICD認定医
出口 志保
(でぐち しほ)
部長 ・日本麻酔科学会認定麻酔科指導医・専門医
・日本集中治療学会専門医
・麻酔科標榜医
・緩和ケア研修修了
杢野 美友子
(もくの みゆこ)
医員 ・緩和ケア研修修了
浅野 三鈴
(あさの みすず)

医員

・日本麻酔科学会認定麻酔科専門医

臨床工学技士 3名

診療科の紹介

当院は、日本麻酔科学会の認定病院として大阪医科薬科大学をはじめとする他施設からの医師を広く受け入れ、麻酔全般について臨床にあたっております。
現在は5名のスタッフのほか、大阪医科薬科大学麻酔科学教室などの非常勤医の協力を得て、安全で円滑に手術が行えるように麻酔管理を行っています。
また、臨床研修医の必須科目として8週間、気道・静脈確保、全身管理の基本を徹底指導しています。
当科では、手術前に担当麻酔科医師が麻酔の方法やリスクについて患者の皆様にわかりやすいように、冊子や実際に使用する医療器具などを用いて説明を行い、納得されるまで十分に話し合いができるように心がけています。
また、近年問題になっている深部静脈血栓症や肺塞栓症に対してもマニュアルに基づいた管理を行い、その防止に努めています。
術後疼痛管理は、持続硬膜外鎮痛法、超音波ガイド下末梢神経ブロックなど種々の鎮痛法を駆使して積極的に除痛を図り、患者の皆様の早期離床と術後合併症の予防に努力しています。なお、当院は手術室において全身麻酔時に救急救命士が気管挿管を行う実習を受け入れており、患者の皆様に実習に関するご協力をお願いし、救急活動の向上にも貢献しています。

診療実績

症例数 令和4年1月~令和4年12月

麻酔法別症例数
麻酔法 症例数
全身麻酔  吸入 1,510例
全身麻酔  TIVA 37例
全身麻酔  吸入+硬・脊、伝達麻酔 561例
全身麻酔  TIVA+硬・脊、伝達麻酔 18例
脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔(CSEA) 24例
硬膜外麻酔 2例
脊髄くも膜下麻酔 72例
その他 51例
手術部位別症例数
手術部位 症例数
脳神経・脳血管 5例
胸腔・縦隔 76例
胸腔+腹部 10例
腹部内臓 753例
帝王切開 30例
頭頚部・咽頭部 389例
胸壁・腹壁・会陰 279例
脊椎 23例
股関節・四肢(含む末梢神経) 685例
その他 25例

専門外来(予約制)

 
麻酔科術前診察
ペインクリニック    

当院は大阪府がん診療拠点病院に指定され、積極的にがん診療に取り組んでいます。緩和ケア病棟を設置しているのが特徴であり、がんによる様々な苦痛の軽減にチーム医療で取り組んでいます。また、がん患者の約70%が痛みを経験すると言われており、ペインクリニック専門医は神経ブロック療法を駆使して、がんの痛みの緩和に重要な役割を果たしています。

今後、高齢化がさらに進み、痛みを抱える患者さんはますます増加することが必然的であり、苦痛に対処できる医療を提供できるよう努めています。

外来案内

各科外来診療担当表

全身麻酔の流れ

ここでは、当院の全身麻酔の流れについてご説明いたします。

手術前日まで

術前診察

麻酔科医が手術前の患者さんのコンディションを整え、麻酔法や鎮痛法を選択するときに必要な情報を得るために、いくつかの質問をし、診察させていただきます。
診察の結果、麻酔可能であると判断された場合には、患者さんの全身状態や病歴、手術内容などを考え合わせて、麻酔科医が適切な麻酔方法を提示し、患者さんやご家族に説明します。

手術前の飲食や薬の服用について

① 絶食・絶水
胃の中に食べ物や水分が残っていると、麻酔中に吐いてしまって、気管の中に入ることもあり、重い肺炎を起こし、命にかかわることもあります。麻酔を開始する前の一定期間は、食べたり、飲んだりしないように指示がありますので、必ず指示を守るようにしてください。

② 常用薬
患者さんが普段から服用されている薬の中には、手術に向けて継続して服用していただく薬と、服用を止めていただく薬があります。外来診察時にご説明いたします。

手術当日

当日の処置

当日に手術や麻酔に必要な処置があります。病室で看護師が行いますのでご協力ください。手術フロアへの移動は、看護師が付き添います。

手術室に入室

入室後、本人確認を行います。続いて、心電図や血圧計、パルスオキシメーターなどの生態情報モニターを装着し、点滴をします。

麻酔の導入と手術の実施

鼻と口にマスクを当てて酸素を吸っていただきます。意識をなくすためのお薬を点滴に入れると、いつの間にか眠ってしまいます。
手術中は、担当麻酔科医が患者さんの状態と手術の進行状況をみながら、麻酔の深さや人口呼吸の条件を適切に調節して、最適な麻酔管理を行います。

手術終了

全身麻酔では、手術の終了と同時に、麻酔薬の投与を中止します。麻酔から覚醒するまでの時間は、手術の種類や患者さんの状態によって異なります。覚醒後、患者さんの血圧や脈拍、呼吸状態などに異常がないか丁寧に確認します。

病室へ帰室

全身麻酔では、病室に帰ったときに、麻酔の効果が完全に消失しているわけではありません。そのため、眠り続けたりすることもありますが、ご心配いりません。
また、手術や麻酔の種類によっては、麻酔から目覚めた直後に痛みを感じることがありますが、手術後の痛み止めの注射やお薬は事前に準備していますので、痛みを我慢せず主治医や看護師にお知らせください。