診察料・部門リハビリテーション科

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患者さんの立場に立って
心のかようリハビリテーションを提供します

診療科の紹介

リハビリテーション科では「患者さんの立場に立って心のかようリハビリテーションを提供します」という理念を掲げ、温かい接遇と適切な臨床判断を心掛け、効果の検証を行いながら患者さんや他職種からも信頼される医療サービスの提供を目指しています。現在、スタッフは12名(理学療法士8名、作業療法士2名、言語聴覚士2名)であり、脳血管障害や神経筋疾患、整形外科術後だけでなく、内部障害(循環・呼吸・代謝障害)やがん疾患・小児疾患にも対応が可能です。また、心臓リハビリテーション指導士、呼吸療法認定士、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士などの資格を所持するスタッフも増え、知識・技術の向上に努めながら院内のチーム医療にも貢献しています。

施設認定

  1. 脳血管等リハビリテーションⅡ
  2. 運動器疾患リハビリテーションI
  3. 呼吸器疾患リハビリテーションI
  4. 心大血管疾患リハビリテーションⅠ
  5. 廃用症候群リハビリテーションⅠ
  6. がん患者リハビリテーション

地域医療関係者の方

人員の関係上、当院での急性期の入院患者様を中心に行っており、一般のリハビリ目的での入院、外来のご紹介はお受け致しかねるのが現状です。目的と期間を限定した内容(整形外科疾患における物理療法、装具療法など)については検討いたしますので、当該科を通じてお申し込みください。

外来診療担当表

医師・スタッフ紹介

医師

稲多 正充

いなだ まさみつ

役職専門医等
診療局次長
リハビリテーション科主任部長
脳神経外科主任部長
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳神経外科学会評議員

岩井 浩

いわい ひろし

役職専門医等
診療顧問

スタッフ

  • 理学療法士  8人
  • 作業療法士  2人
  • 言語聴覚士  2人

理学療法

検査測定・評価に基づき、疾病・傷害(スポーツを含む)などに起因する機能障害に対する運動療法による関節可動域、筋力、協調性といった身体機能、および温熱、水、光線、電気などの物理療法による疼痛、循環などの改善を図る治療科学です。
また能力障害が残ったとき、基本的動作や日常生活活動を改善するための訓練・指導、そして社会生活を送る上で不利な要素を少なくするための福祉用具の選定や住宅改修・環境調整、在宅ケアなどが含まれます。
近年では、生活習慣病の予防、コントロール、障害予防も理学療法の対象になっています。

作業療法

作業療法では、将来の生活を見越し、その時の症状にあわせて、こころとからだの基本的な機能の改善を援助するとともに、新たな機能の低下を予防します。また、生活していくために必要な能力の開発や手段の獲得を通じて、患者様の立場に立ち主体的な生活を構築していけるように援助を行います。
当院では脳梗塞などの脳血管疾患、頸椎症などの脊椎疾患、上肢・手指外傷後のハンドセラピィ、乳がん手術後などの患者様に対して作業療法を提供しています。

言語聴覚士

わたしたちはことばによってお互いの気持ちや考えを伝え合い、経験や知識を共有して生活しています。ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発語、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などでこのような機能が損なわれることがあります。
言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。 (日本言語聴覚士協会HPより)

心臓リハビリ

心筋梗塞・狭心症・心不全・大動脈疾患を対象に、入院中は循環動態の悪化や不整脈の出現に注意しながら早期離床と身体機能の回復を目的とした運動療法を実施しています。退院後は、日常生活能力の回復に加え、QOL(生活の質)の向上、さらには疾病の再発・増悪防止を目的に、有酸素運動、筋力トレーニングを中心とした運動療法と、栄養指導・服薬指導・生活指導・心理カウンセリングからなる包括的な患者教育プログラムを提供しています。プログラムの運営には医師だけでなく、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、臨床心理士などの多職種の医療従事者が参加し、カンファレンスにより情報の共有化を図りながら、質の高いチーム医療を提供しています。

日本心臓リハビリテーション学会

当院は平成27年5月21日付で日本心臓リハビリテーション学会ホームページに心臓リハビリテーションが受けられる施設として掲載されました。

日本心臓リハビリテーション学会ホームページ(外部サイト)

心臓リハビリテーションへの取組

オーダーメイドの運動処方

当院では患者様ごとに最適な運動療法を行うため、心肺運動負荷試験
(CPX検査)によって求めるATポイントをベースとした処方を行っております。

  • 運動負荷中の呼気ガスを分析して得られたデータを解析し、心臓に負担をかけない範囲の中で、最も有効な運動の強さを評価します。得られた結果を運動処方として具体的に提案します。
  • 患者ごとに最適な運動療法を行うため、心肺運動負荷試験(CPX検査)によって求めるATポイントをベースとした処方が推奨されています。〔心疾患における運動療法に関するガイドライン〕

ATポイントとは

嫌気性代謝閾値(Anaerobic Threshold : AT)といい、呼気ガス分析装置を使用して求めた、乳酸が産生される直前の運動閾値のこと。ATレベルを少し下回る強度での運動は安全かつ効果が高く、患者の体力・状態に合わせたリハビリテーションが行えます

心臓リハビリテーションの効果

  • 運動能力の増加により、体を動かすのが楽になる。
    (最高酸素摂取量増加)
  • 狭心症や心不全の症状が軽くなる。
    (同一労作時における心不全症状の軽減)
  • 不安症状やうつ状態が改善する。
  • 血管が拡がる能力や自律神経の働きが良くなる。
    (収縮期血圧低下、交感神経緊張の低下)
  • 心筋梗塞の再発や突然死が減る。
    (冠狭窄病変の進行抑制、生命予後の改善)
  • 冠危険因子の是正
    (HDLコレステロール増加、中性脂肪減少)

呼吸リハビリ

呼吸器の病気によって生じた障害を持つ患者さんに対して,可能な限り機能を回復,あるいは維持させることによって患者さん自身が質の高い日常生活を送れるよう、継続的に支援していくための医療です。

対象疾患

当院では主に呼吸器内科、小児科、人工呼吸器を装着された患者さんに対し主治医から依頼を受け呼吸リハビリテーションを行っています。

  • 間質性肺炎、誤嚥性肺炎
  • 気管支喘息
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪または教育入院
  • 在宅酸素療法(HOT)導入の評価
  • 肺がん
  • 各種疾患による人工呼吸器装着(NPPV、BiPAPを含む)

呼吸器リハビリテーションの必要性

息切れをそのままにして、運動をしないでいるとますます活動性が低下していくため、呼吸器リハビリテーションによって、患者さま自身が自立できるよう継続的に支援していきます。

呼吸教育入院(2週間)

外来または入院後、医師、看護師、理学療法士による診察・アンケート、検査、面談を実施し、患者様の背景を把握したうえでプログラムを立てます。そのプログラムに基づいて実際にリハビリテーションが始まり、2週間の間理学療法士がマンツーマンで運動療法(歩行訓練、筋力トレーニング、呼吸法、排痰法など、入浴、更衣、家事など)の指導にあたります。また栄養士・薬剤師による相談や指導、退院後の生活を想定しながら包括的にサポートいたします。退院前には介護保険事務所や酸素プロバイダー、時には地域の医療機関にも声をかけてカンファレンスを行い、スムーズに在宅生活に移行できるよう配慮します。

包括的呼吸リハビリテーション

包括的呼吸リハビリテーションとは、内科治療や理学療法だけでなく、栄養治療や精神的なサポートなども含め、包括的なシステムにより、呼吸障害のある方を自立した生活に向けて支援するものです。
当院では、医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師などがそれぞれの専門性を生かし、チームで包括的呼吸リハビリテーションをサポートします。

呼吸教育入院の流れ

呼吸教育入院のフロー図