お知らせ
市立ひらかた病院では、さまざまな要因により、発声機能(声を出したり、話したりすること)に支障をきたし困っている方に対し、音声改善を図るため手術を中心とした有効な医療を提供する“音声外科センター”を、新たに設置します。
声帯麻痺
腫瘍や外傷、神経損傷等により声帯をコントロールする筋肉が動かせなくなることで、声の変化や時に呼吸困難となる場合もあります。
がんや胸部大動脈解離などの疾患により声帯が麻痺し、発生時に声門が閉鎖しないことで声が出なくなった場合、声帯の位置を変え、発生できるようにします。
痙攣性発声障害
声を出そうとする際に自分の意志とは無意識に声帯の筋肉が痙攣する病気で、声が詰まったり震えたりといった症状があります。
無意識に声帯の筋肉が痙攣しているため、手術やボトックス注射にて対応します。
声帯ポリープ
生体に膨らみ(ポリープ)ができることで、声帯がうまく閉じなくなり、発声しにくくなるなどの症状があります。
喉の酷使などで生じることが多く、保存的治療で改善しなければ手術し、摘出します。
機能的発声障害
変声障害で声の高低でお困りの方や、性別違和の方に手術を行っていきます。
このほか、喉頭がんや加齢による声帯萎縮等にも対応します。
■【主な術式】
声帯麻痺や痙攣性発声障害に対する喉頭形成術
声帯ポリープ、腫瘍に対する顕微鏡下喉頭微細手術
外来での声帯麻痺に対するアテロコラーゲン注入術(喉頭粘膜下異物挿入術)