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意識消失と意識障害は医学的に別のものですので、分けてご説明します。

意識消失

失神(気絶)がほとんどです。救急科への到着時には改善していることが多くあります。そのような場合は問診で鑑別を進めますが、本人が覚えていない、あるいは知らないことがありますので、救急科では目撃された方からの情報を大きな手がかりとして鑑別を進めます。てんかん、けいれんが紛れていることもあります。

もし意識消失の方に遭遇したら

失神になりかけの時も含めて、ただちに床あるいは地面に寝かせて下さい。無理をして座らせていると、改善が遅れることや、転倒による二次損傷を来します。転倒により致命傷を負う可能性もあります。

意識障害

刺激を与えても覚醒しない昏睡状態もあれば、刺激で覚醒する半昏睡の状態もあります。覚醒しているが内容がおかしい(いつか判らない、どこか判らないなど)といった場合もあり、程度は様々です。脳出血、くも膜下出血や髄膜炎などの頭の病気の他にも、アルコール、糖尿病など血糖異常、高血圧、腎不全、肝障害、呼吸の異常、薬物、電解質代謝異常、体温異常、精神疾患、てんかん、ショック(循環不全)など原因は多岐にわたります。